「最期は自宅で迎えたい」という願いを叶えるために――
何気ない会話やしぐさに隠された真意を汲み取り、
おせっかいに奮闘する京都の小さな診療所の日々の記録
私たちは病気を診ているだけでいいのだろうか――。
昭和60年、京都の診療所が始めた「おせっかい」な訪問診療は、
やがて大きな輪となり多くの人たちを動かしていった。
医師に看護師、ケアマネジャー、社会福祉士……、さまざまな人が集い、24時間365日、患者の健康と暮らしを支える渡辺西賀茂診療所。
その取り組みを日々の患者との触れ合いとともに紹介する。
いつも暴言を吐いてくるおじいちゃん、最後の家族旅行を願うお母さん、残された時間を懸命に生きるサラリーマン……それぞれの人生に寄り添うことで見えてきたものとは。
これから医療・介護の世界を目指す人にぜひ読んでほしい一冊。
(株式会社幻冬舎メディアコンサルティング 2018.8)